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京都 空き家の活用 その1

2014年(平成26年)4月から、「京都市空き家の活用,適正管理等に関する条例」が施行されます。
振り返ってみれば、平成20年時点で、京都市内にある”空き家”は11万戸、全体のおよそ14%を占めていました。それ以降、官民を問わず、様々な取組みがみられました。
例えば、株式会社八清による老朽京町家の買取りとリノベーションそして再販の取組み (http://www.hachise.jp/buy/list-kyomachiya.html)、町家倶楽部による所有者と使用希望者とのマッチング事業(http://www.machiya.or.jp)、まちぐらし集団CHOBOによるセルフリノベーションの支援(http://chobo.nobody.jp/index.html)など。
もちろん、これは多くの果敢な活動のごく一部でしょう。

 

 

さて、
歴史都市にあっては、その家並み/街並みの保存と継承のために、うまく不動産を「シェア」できる仕組みがないといけません。 
不動産運用の方法というような捉え方ではなくて、歴史的都市の特性(得性)を生かした「シェア」のあり方ですね。
”古都京都”なんていう表現は、それこそ長い歴史の中の、ごく最近に生まれた。
明治から大正の時代には、古臭くて湿っぽい町家なんて全部ぶっ壊せ!というのが、当時のエラい都市計画家の勧めでしたからね。
(エラい人のことを聞くのは適当にしておかないとイケナイという教訓でございます。)
つまり歴史都市という考え方は、ここ日本では、少し前までなかった。
だから、それをどのようすれば残せるのかという(日本的な)方法論は、残念ながら積上げられてこなかったのです。

 

一方では、コトバとして「シェア」だけが独り歩きしている状況にチョット待てをして、
「シェア」の前提になる「コモン」という考え方とセットにして、それを捉えてみたいです。
都市そのものが、細分化されて個人所有されている国で、「コモン」というのは、そぐわないし、場合によっては、相容れないこともありますが、本来的な「シェア」のあり方を知ることが、より良い仕組みを考える助けになりそうです。

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